バックルピンの加工
■金属刺繍キットがバックルになります。

刺繍キットのメタルベース(右)はベルトのバックルとして利用できるように設計されておりますが、ピンの高さ(6.5mm)が低い為にベルトの穴から抜けて外れやすいので実用的じゃないです。

左側のベースは対策済みのピンで、高さ(12mm)が右側のベースの倍近くありますのでベルトからは簡単に抜けないようになります。
ピンの頭(ボール)をペンチで取り外します。
ボールを取り外した土台と芯です。
土台から芯をニッパで切り取ってからヤスリを軽くかけて平らにします。
台の中心にポンチでマーキングします。
直径Ф2.5mmドリルで4.5mmの深さに穴あけします。
下(表側)に突き抜けてしまわないように気をつけてください。
■タッピング

台の穴にФ3mmステンレス皿ネジをねじ回しで垂直に押し込んでネジを切ります。

ピューター合金は柔らかいのでステンレスネジでタッピングダイスの代わりにネジが切れます。
ネジがうまく切れました。
■カバーの制作

直径5mmの真鍮パイプをパイプカッターで10mmにカットしてから下の目通し等で両端をフレアリング(広げ)します。

参照:中段 右
土台にかぶせて位置を調整してからカバーをネジで固定します。

ステンレスM3X10ナベネジを使用。
■完成

新しいピンが立ちました。
これでベルトから簡単には外れません。

パイプカバーの縁にバリが気になる場合は軽くヤスリを掛けておきます。

やってみれば意外と簡単にできます。


こちらの加工作業ですが道具を持っていない、部材を揃えるのがめんどくさいという方は加工済の刺繍キットを注文カートから選択できます。

例:moon+ADD
納期:3~5営業日
戻る
(C)刺繍工房らむ 2019/1/15