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刺繍家紋について     -2002年9月30日-

家紋は平安時代から明治までの千年に及ぶ日本人が好きな植物、動物、器物、模様、自然現象を自由にデザインしてパーソナルブランドとして身の回りに用いてきました。
世界では王侯貴族だけが家紋「エンブレム」を持つことが出来ますが、日本では誰でも自分の好きなものを家紋としてデザインして持つことが出来ましたので、現在までに家紋の総数は2万種類以上あるそうです。この家紋をご褒美として他人にあげたり貰ったりした話が日本の歴史に数多く散りばめられています。
江戸時代中期から墓石にも家紋を彫るのが流行した結果、最近ではお葬式の後でしかお目にかからない為、一般的には不幸とそれに付随した色々なしんどいことを連想するデザインイメージということになっています。
管理人も実はお葬式になると、突然飛び出してくるデザイン、死んだら墓石でお目にかかるという風なネガティブイメージで思ってました。なにしろ古くさくてややこしそうなしきたりを象徴してるデザインだなということでなんとなく敬遠してきました。

最近、家紋刺繍を頼まれまして家紋帳を見ることになり偶然を見つけました。
この印は、96年春、カルカッタでブータンの王族「王様の叔父さん」に招待された時に玄関に
の印があり私は此れは何の印ですかとたずねたら「幸せの印でブータンではどこにでもついてる」と教えてくれました。 ふーん、アジアン・メビウスですねということで、そのときは思っただけですが、全く同じ印が何百年前の日本に届いて「宝結び紋」になっていました。
その由来を調べて見るために家紋本を読むうちに家紋は日本人の千年に及ぶパーソナルブランドということがよく理解できました。
意外なのは現代の人間より過去の人々のほうが個性的でオリジナルな表現が優れていると思う程です。実際自分のデザインした家紋を衣服、身の回り調度品、車、家具などあらゆるものに家紋を施していたのですから・・・・・・

その子孫が今では家紋は墓石にしか使わないということでは、ご先祖様は草葉の陰で悲憤慷慨しているのでは無いのかと思えるほどです。ホントここ100年の画一的な集団主義にはキャッチアップの為にはやむを得ない事とはいえ私もいささか反感を覚えます。・・・
それから、ステッチアーティストによって色々な家紋を作ってみましたら、自分で言うのも変ですが立派な刺繍データーが瞬時にできることに気がつきました、簡単な補正をすれば素晴らしい傑作刺繍データーばかりです。
ホントに「ステッチアーティスト」は家紋を作るためにあるような気がするくらいの相性の善さですねこれは・・・・・・

お盆休みを利用して、20000種に及ぶ紋帳からステッチアーティストを使用して、片っ端、手当たり次第に1週間で約1000点を刺繍データにしました。
そのデーターから、代表的な家紋100点を実際に刺繍をして電脳刺繍家紋帳として公開しました。
今後はさらに刺繍データーを制作整理しながら家紋刺繍を制作していくつもりです。目標は10000点の電脳刺繍家紋帳を念願にしています。1日1作として10000/365=27年\/、アワワオットコレハ、だいぶ長生きしなくてはまずいですね、まあなにしろのんびりやることにしますねね、、、、、では皆様 ようこそ カモン・マイホーム



                             takami  01/10/02 台風、三隣亡、赤い羽根

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